■日油[東1](4403)は連日高値、総合火薬メーカーとして上昇基調強める
日油[東1](4403)は、11日に1183円(+7円)と6連騰。1196円(+20円)と買われ連日の昨年来高値更新と堅調です。
トランプ次期米大統領の記者会見を前に関連銘柄に買い直される動きが見られています。
トランプ次期米大統領が日本に対して防衛費の負担増を強いるとの見方を背景に、関連銘柄に物色の矛先が向かっています。
日油[東1](4403)の場合、世界でも稀有な総合火薬メーカーとして、産業用爆薬事業、防衛・宇宙開発事業および民生品事業を展開していますが、発射薬、銃砲弾、ロケット用推進薬、火工品等を手掛けているほか、ペンシルロケット(1955年)から始まった日本の全ての宇宙ロケット用固体推進薬を提供していることが注目されています。
1日付の日経産業新聞は「2017年は日本の宇宙産業が離陸する年になる。これまで宇宙航空研究開発機構(JAXA)に加えて老舗の総合重機の三菱重工業やIHIが宇宙開発のけん引役だったが、国の法整備を追い風にロケットや人工衛星の宇宙ベンチャーの挑戦が始まる。自動車や情報通信など異業種企業が参入する動きも進んでいく見通しだ。」と伝えていましたから、日油[東1](4403)は存在感が増しています。
また、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線で、山岳トンネルの着工が本格化。そして、北陸新幹線延伸はトンネルが大半の小浜・京都に決まりましたから、トンネル掘削における膠質ダイナマイトや含水爆薬、電気雷管および遠隔制御発破装置など、同社の産業用爆薬に対する関心も高まっていますから、収益機会が拡がると見られます。
足元の業績は、来2018年3月期も連続最高益更新見通しと観測されていますし、同社は万能ワクチンを手掛けており、バイオ関連としても意外性も秘めています。
株価は、昨年8月高値1099円を抜いたことで、9か月移動平均線(1031円)をサポートラインに上昇基調を強めています。1986年9月1日につけた上場来高値1610円を目指す可能性もありそうです。
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リンク記事:トリケミカル[JQ](4369)が連日上場来高値、カリスマ投資家の取得で上昇に弾み(2016年3月31日)
リンク先:https://money.minkabu.jp/55136
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■トリケミカル[JQ](4369)
1130円紹介(2016/3/31)→2547円(2016/10/26)まで上昇
今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
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