鈴茂器［ＪＱ］(6405）、独自の展示会を開催し積極営業展開

　今週14日に四季報と会社情報が発売されましたが、相場は月火と大幅続落、水曜日に反発したことで両誌の内容が見直されると予想されます。

　鈴茂器［ＪＱ］(6405）は、今３月期は投資、新製品の開発、生産設備の強化・設備など投資を計画していたため、減益を予想していましたが、第２四半期営業利益は従来予想の４億9000万円（前年同期比5.3％減）から５億5800万円（同7.9％増）と一転増益着地。

　同社が、高付加価値製品の開発に取り組むと共に、独自の展示会「スズモフェア」を主要都市にて計画通り開催し、主力製品である店舗向け小型ロボットを中心に、営業展開しています。また、海外においても、アジア、南米、オセアニアの展示会に参加し、本当の寿司の美味しさを知って頂くため積極的に営業展開していることが業績に貢献しています。

　通期営業利益は10億8000万円（前期比6.9％減）を見込んでいますが、通期業績予想の上ブレ、或るは一転増益に転じる可能性もあります。

　四季報では、今３月期について増配含み、来３月期は営業利益が３期ぶり最高益更新もと観測しています。

　株価は、７月９日安値971円、８月25日安値951円、９月29日安値975円と売り直されて1000円割れを下値として固めた感があります。今期予想ＰＥＲ10倍台・ＰＢＲ0.81倍と割安感があります。また、来年は伊勢志摩サミット開催で日本食に関連した銘柄が折に触れ物色されると予想されます。６月15日につけた年初来高値1142円抜けとなれば、中長期で13年５月高値1625円奪回が視野に入りそうです。（参考）
　

　
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