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最新投稿日時:2015/03/17 16:17 - 「テーマに注目「IoT関連が来る!・・・IoTってなに?」」(みんかぶ株式コラム)

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テーマに注目「IoT関連が来る!・・・IoTってなに?」

著者:堀 篤
投稿:2015/03/17 16:17

テーマ性を持ち始める株式市場

 市場環境が良い中、先週唯一の懸念材料が、中国の動向だった。しかし、いくつかの危ないニュースはあったものの、なんとか全人代が終了し、先週は、安堵感が広がった一週間だった。とはいえ・・・テクニカル的には、少しスピード調整が欲しいところだ。以前のレポートで書いたように、3月はここ数年、月中は高いが月末までに調整し、最後のドレッシングでまた少し戻す、という動きをしやすい。ということは、そろそろ、益出しをする機関投資家が出てくるのが、今週以降の動きだろう。しかし、投資意欲は旺盛だし、個人投資家は乗り遅れた人たちがいるのも事実。海外の日本株比率も決して高くはない。

 つまり、物色対象が日経225やJPX400から更に広がる、という動きが期待できる。そのときに大事なのは、テーマ性だ。先週の「マイナンバー関連銘柄」の急騰などで、その傾向は誰の目にもわかるようになった。

IoTを知らないとテーマに乗り遅れる?

先週、IoT Japan 2015 が、東京プリンスで開催された。暖かい日だったこともあってか、足の踏み場もない盛況で、どこの企業ブースも、常に対応に追われていた。こういったイベントはいま、あちらこちらで開催されている。また、各投資会社や証券会社でも、社内でIoTに関する勉強会が度々実施されている。確実に、IoTは株式市場の主流テーマの一つになりつつあるのだ。

 IoT(Internet of Things)とは、あらゆるモノがインターネットとつながっていくテクノロジーを指す。今でも、パソコンやプリンター、といったIT関連機器は、インターネットにつながっている。しかし今後は、ヒーターやドア、温度計や医療用機器、車など、家庭内にある様々な機器がインターネットにつながっていく。
 例えば、太陽光発電による電力を家庭内で活用する場合の監視システム(HEMS)は、すでに普及が始っている。こういった仕組みを進めた「スマートハウス」という概念は、住宅販売会社の戦略の目玉のひとつだ。もちろん、産業用の用途ではさらに様々な機器が、工場内のオペレーションでインターネットを活用している。

IoT関連銘柄

 IoT関連銘柄というのは、多岐にわたる。もちろん、大手のシステム企業などは関連銘柄に入ってくる。東芝・NEC・三菱電機・パナソニックなどは、そういった企業だ。しかし、これら大型株よりも、小型株の出世銘柄を探すことが、個人投資家にとっては楽しみになるだろう。

 出来高が少ない、時価総額が少ない銘柄の中には、まだ注目を浴びていない、将来の本命候補がある。そんな出世銘柄の候補を、4つだけ挙げてみたい。

日本PCサービス(名証6025)時価総額9億円
家庭向けにPCのトラブルサポートをする企業。IoTが家庭に浸透していけば、そのサポート市場は大きく伸びる。
持っているだけで大きな資産にできる可能性がある。

ぷらっとホーム(東証2部6836)時価総額14億円
IoTの様々なシーンに必要な「マイクロサーバー」を得意とする企業。2月に発売したマイクロサーバーは、モノからモノ、いわゆるM2Mの通信に最適。インターネット黎明期に業界を先導した経営陣が、再び次なるIT革命を進める可能性がある。

石井工作研究所(東証JQS6314)時価総額20億円
半導体製造装置関連の企業だが、モバイルクリエイトが同社の3分の1を取得、IoT関連での技術活用を打ち出した。

東京コスモス電機(東証2部6772)時価総額27億円
ワールドビジネスサテライトで紹介された「猫のつぶやき」を開発した企業。同社のTOCOSワイヤレスエンジンは、マイコンと無線モジュールを機能として組み合わせたもの。モノのインターネット化を手軽に進めるツールとなる。

日本PCサービス以外は、まだ今期の業績は急上昇しないが、業績が良くないことは、株価はすでに織り込んでいるだろう。また、出来高が少ない銘柄が多いので、徐々に買っていけばよいが、動きだせば株価はすぐに化けることになるかみしれない。

配信元: みんかぶ株式コラム

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