「相馬市に新たな風を」音楽でつなぐ子どもたちの豊かな未来

サクソバンクＦＸ証券が特別協賛する「エル・システマジャパン」のチャリティーガラレセプションにご招待頂きました。今回はその様子をお届けしたいと思います。

そもそも「エル・システマ」とは？

南米ベネズエラで生まれた活動で、社会変革を目指した音楽教育のことを指します。
全ての子供に無償で音楽教育が受けられる仕組みが原点で、子供たち自らが協調性や規律を学び「希望」や「誇り」をもてることを目的として１９７５年に設立されました。

エル・システマジャパンの設立

東日本大震災後、福島のこどもたちの尊厳を回復し、夢と希望を与えることができるのではないかという思いから、２０１２年３月２３日にエル・システマジャパンは設立されました。
エル・システマジャパンHPはコチラ
http://www.elsistemajapan.org/

今回は、その子供たち「相馬子どもオーケストラ代表メンバー」による演奏とチャリティーオークションなどの様子をお届けいたします。
特別来賓では高円宮妃久子殿下もご参加され、本取組みについての深い理解と応援のお言葉を頂戴致しました。

グスターボ・ドゥダメル氏によるご挨拶

『音楽の未来を作るロックな指揮者』（ニューズウィーク日本版2012年3･14）

ダイナミックかつ情熱的な指揮ぶりで全世界を魅了するグスターボ・ドゥダメルはベネズエラ出身の指揮者。現在、ロサンゼルス・フィルハーモニック音楽監督、エーテボリ交響楽団首席指揮者、ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団音楽監督というポストを兼任する傍ら、世界一流のオーケストラ、オペラ・ハウスに客演している現在最も注目される若手指揮者。

出所：ユニバーサルミュージック
http://www.universal-music.co.jp/gustavo-dudamel/biography

この世界的に有名な指揮者は実は、エル・システマから生まれた一人なのです。
エル・システマからは同氏をはじめ多くの一流音楽家を輩出しています。

グスターボ・ドゥダメル氏が実際に子どもたちに教える動画も会場で流れました。
非常にわかりやすく、かつ楽しく伝えていることがよくわかります。

一部で、少し見にくいとは思いますがこちらをご覧ください。

更に、ドゥダメル氏のyoutubeも載せておきますね。
クラッシックコンサートでのこの盛り上がり、最高ですね。
【Mambo! ? New Year’s Eve Concert 2007 from Caracas】

エル・システマジャパン・フェロー　アンサンブル

モーツァルト弦楽四重奏曲第17番『狩』全楽章などのがスタートし、お食事もはじまりました。

相馬市長　立谷秀清氏によるご挨拶

非常に印象的であったのが立谷氏の人間力からくるオーラの温かさでした。
東日本大震災から現在まで全力で復興に心血を注ぐ中、これから未来を創るのは子どもたちである。その心のケアを本プロジェクトで実現できればとお話されている姿は自信に満ち溢れておりました。

「相馬市内の全ての学校に導入したい！」
そう市長がおっしゃっている姿をエル・システマジャパン代表理事の菊川さんがほほ笑みながらうなずいていました。

「色々言いましたけどね、私は子どもたちの【前座】（会場笑い）これから子どもたちが演奏しますので楽しんでくださいね」と市長

市長の雰囲気が伝わればと一部お話の様子を動画でもお届けします。

相馬市子どもオーケストラによる「モーツァルト　ディベルティメントK１３６　第一楽章」

相馬市より代表メンバーの13名が力強くモーツァルトを奏でる姿を来場者が温かい目で見守っておりました。

みんな真剣に弾いております。演奏終了後は緊張も和らぎ笑顔に。

子どもたちを見守る相馬市長（左）　演奏終了後拍手するグスターボ・ドゥダメル氏（右）

特別協賛のサクソバンクFX証券　小島社長のご挨拶

簡単なサクソバンクFX証券の説明の後、エル・システマジャパンとのつながりについてお話されました。

実は小島社長とエル・システマジャパンを立ち上げ代表理事を務める菊川さんはロンドン大学での同級生とのことでした。

菊川さんはユニセフでの海外活動の後、日本に帰国し本プロジェクトを立ち上げたのですがその帰国後に久しぶりに出会い、小島社長も本プロジェクトに感銘を受け支援するという経緯があったそうです。

「同級生なのですが、菊川さんの見た目はなんと申しますか“円熟”されていたので本人かどうかテレビのインタビューを見たときはわかりませんでした（笑）」と言われ菊川さんも笑顔でこたえておりました。

他にも「サイバードホールディングス　代表取締役社長の堀主知ロバート氏」や「楽天　執行役員CSR本部長の黒坂三重氏」も特別協賛企業としてご挨拶されました。

チャリティーオークションの開催

各企業や地元の梨など多くの品が出品されました。
もちろん全て相馬市へ寄付されます。

大堀相馬焼の湯のみとお茶碗

サクソバンクFX証券からはスポンサーしている自転車チームのユニフォーム！

チーム全員のサイン入りのため、ファンであれば喉から手が出るほど欲しい一品ですね。

楽天からは「楽天イーグルスの嶋選手のサイン入りバット」

そして、特別協賛にも入り相馬市に子どもの心のケアのために施設などを展開しているLVJグループ（株）ルイ・ヴィトン ジャパン カンパニーからは特注ケースが！

世界的有名なピアニスト　小菅優さんの出張演奏会も出品されました。

グスターボ・ドゥダメル氏のサイン入りCDと指揮棒＆写真撮影なんて出品も

相馬子どもオーケストラ＆フェローアンサンブルによる

「モーツァルト　ディベルティメントK136　第二楽章」

演奏後にはグスターボ・ドゥダメル氏も入って記念撮影。

そして子どもたちからドゥダメル氏へのメッセージ入りの色紙をプレゼント
非常に嬉しそうに一つ一つの言葉をかみしめているようでした。

こちらも一部動画で撮影させて頂きました。

最後はエル・システマジャパン代表理事の菊川氏にスタッフから今後の活躍を期待し輝き続けてほしいと思いを込めた花が贈られました。

ドゥダメル氏も「頑張れ！」と言わんばかり（言っていたと思います）の笑顔で握手をしておりました。

終始笑顔がたえない会場でした。改めてこういった活動の認知拡大を図っていかなければならないと実感しました。

今回はサクソバンクFX証券様にご招待いただき、参加させて頂いたチャリティーガラレセプションでした。これから30年～40年かけて復興していく東北の中心となる「子どもたち」
に多くの可能性と力強さ、そしてそれを支援し続ける団体と企業があることを再認識させて頂きました。

サクソバンクFX証券のお客様も一部ご招待されていらしていましたが、非常に満足して帰られたご様子でした。スプレッド競争とは違った個性なのかもしれません。

エル・システマジャパン　http://www.elsistemajapan.org/
公式facebookページ　　 https://www.facebook.com/elsistemajapan