相変わらず鈍い実需の動き
日本時間19日午前6時半ごろに共同会見を行う予定となっており、まずはその中身を見極めたいところです。
実需の動きも相変わらず鈍いようです。機関投資家の期初の円投も現水準で持ち込まれておらず、輸入・輸出ともに日々の売り・買いを持ち込んでいる程度とのこと。ドル調達コストが高いため、例年とは異なる環境となっているようです。ある程度腰の入ったオペレーションが持ち込まれなければ、相場の方向感醸成は難しく、別の言い方をするならば、「微温湯だけに出たくない?」そんな印象です。
仮に今回の日米首脳会談が安倍総理にとって合格点以上のものとなれば、素直に株高・円売りにつながるわけですが、そのポイントとしてはドル円107.80円を明確に抜けられるかどうか。
個人的にはまだレンジを形成する(105.00~107.50)ように思っています。