米国の保護主義傾斜でドル安・円高に
こうした流れを受けて、世界の株式市場がどこまで持ち堪えられるかが本日の焦点となろう。なお、昨日のシカゴ日経平均先物は520円安(21120円)で引けている。週末を控えて株価の下落に拍車がかかる展開となれば、ドル/円は2月安値105.546円に向けて一段安となる可能性もある。
また、本日はメイ英首相が欧州連合(EU)離脱=Brexitについて演説を行うほか、今週末にはイタリアの総選挙やドイツ社会民主党(SPD)の党員投票が予定されている。ポンド/円やユーロ/円由来の円高圧力にも警戒が必要となりそうだ。