南アフリカに格下げ観測
南アフリカについては財政不安、財務省高官の辞任といった悪材料に加え、格付け機関による格下げ観測が売りに繋がっています。
来秋24日にS&P、ムーディーズが格付けに関して発表すると言われており、仮に格下げが発表となると、投資対象から外されることも考えられます。こちらについてはその発表待ちという状況です。
南アランド/円のチャートの形状を見ても、日足・週足のボリンジャーバンド(21)で-1σの外にはみ出し、加えて標準偏差ボラティリティ(26)も低い位置から上昇していることが確認でき、強い売りトレンドとなっていることが確認できます。
南アランド/円のレートはドル/円÷ドル/南アランドではじき出されるわけですが、このところのドル/円は概ね113円台で推移していることから、相場に影響を与えるのはドル/南アランド(下記のチャートの場合は、上昇している=米ドル買い・南アランド売り)の動きと言うことになりそうです。
くれぐれも値ごろ感でのお取引にはご注意ください。決して売りトレンドが収束したことを確認してから相場にエントリーしても遅くはないと思いますので。