最近の「足」を確認すると・・・
そこに予定通りとはいえ、大幅な税制改革が加わったことでインフレに対しても期待感が出始めました。
その意味では、ドル円にとっても上値期待で中期的には一気に7月11日高値114.48円も上抜ける材料は揃いつつあります。
■しかし、一筋縄ではいかないのが相場です。
今週は、注目指標週間になり、神経質な展開を予想しています。
年内利上げを模索する上で重要なISM製造業・非製造業指数や雇用統計が待ち構えています。先月のIMS指数は6年ぶりの伸びを記録したものの、その後の反動で鈍化するのが濃厚です。更に雇用統計においても、二つの大きなハリケーンの影響で雇用者数が一桁に落ち込むこともありえるので、警戒したいところです。
■最近の「足」を確認すると・・・
ドル円:先週水曜日と木曜日のローソク足は、
・9月27日(水)…上髭長い&実体線の大きい&陽線
・9月28日(木)…上髭長い&実体線の大きい&陰線
つまり、113円に対して大きな抵抗が出始めているのと、急スピードでオーバーシュートしているので、一呼吸している見方もあります。
しかし、上値暗示の上髭陽線というのであれば、28日(木)の寄付がこの上髭の中でスタートして欲しいところです。
結果は、ほぼ同値でスタートし、更に27日(水)の上昇幅を消す格好となり、後味悪い週末を向かえ、週末も上髭残す格好となっています。
その為、目先は「押し目」を伺う可能性があります・・・
■また、ここにきて北朝鮮リスクも落ち着いているかのように見えますが、10月10日ミサイル発射Xデーも接近、日本では衆院選公示日ということもあり、地政学・政治リスクともに油断出来ない月間になるのではないかと見ています。
米国の7-9月GDPもハリケーンの影響で落ち込むことも予想されています。現状はリスクオンの状況ですが、突発的なリスクオフには警戒が必要です。