いつ反発してもおかしくない、今年最高水準の空売り比率
新高値79/新安値51
売買代金 1兆7142億円
業種別では33業種中18業種が値上がり。1位は鉄鋼で、以下、非鉄金属、電気機器、その他製品が続いた。値下がり上位には水産・農林、倉庫・運輸、陸運が並んだ。
本日は前日比9円29銭安の1万9383円84銭と小幅ながら5営業日続落。5連敗は今年初めて。全般は方向感に乏しい展開となった。直近4営業日続落(合計360円安)の反動もあって、いったん上げに転じたが、買い気は鈍く前日終値を挟んでもみ合いが続いた。米カンザスシティー連銀が24-26日に開く経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)を控えていることもあり、様子見気分が強まった。
最近良く聞こえてくるのが今は買う理由が見当たらない。材料株の値動きも少し悪くなってきたように思える。回転が効かないから余計に様子見になる→売買代金が増えない悪循環に陥っているようです。
本日は1万9271円( 4/17安値18224円と6/20高値の20318円の半値水準)を維持したものの明日以降も気が抜けない相場です。
外人投資家は完全に様見となり、いや、どちらかと言えば売り越し基調だ。先週まで3週連続売り越し、外人の買いから売りを差し引いたネットの累積買い越し額は2015年に20兆円がピークで現在は14兆4000億円まで減って来た。
背景に足元はビットコインが見え隠れする。北朝鮮リスクを警戒するヘッジファンドは他の金融商品と相関性の低いビットコインに食指を伸ばしているという。そこに資金が流れているとするならば日本株は2万円を挟んで動かない後400円近い調整は理解しやすいかもしれない。
東証の空売り比率は昨日で43.2%と高水準であり4/6の45.3%の今年最高水準に近付き、きっかけ次第では一気に買戻しが進む可能性もある。
★日経平均株価と上下の節目
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1万9679円 窓上限(8月17日安値)
1万9578円 26週線
☆1万9383円 本日終値
1万9311円 窓下限(5月1日高値)
1万9271円 4/17安値18224円と6/20高値の20318円の半値水準
1万9114円 2016年末(大納会)終値
シカゴグローベックスNYダウ先物は現在57ドル高、CME日経平均先物は65円高い19385円で推移中。