市場参加者も増えリバウンド期待が持てる
15日の日経平均は5日ぶりに反発、前日比216円21銭高となった。
米政府高官の発言などを受けて北朝鮮を巡る地政学リスクが後退、円相場も反落しており投資家心理が改善し、輸出関連株など幅広い銘柄に買いが入った。
8月15日15時時点の為替相場:
円相場は、15日15時20分時点では1ドル=110円34~35銭と、前日17時時点に比べ60銭の円安・ドル高水準で推移。
北朝鮮情勢に対する警戒感が後退したことで投資家心理が改善、時間外取引の米長期金利が上昇したほか日経平均株価の上昇などもあってドル買い・円売りの動きが加速した。
前日比で円安に向かっているため日本株が上昇しやすい地合だと言えることから、8月16日の日本株は【大幅高になる】と予測する。
8月16日の相場の見通し:
為替が円安方向に進んでいる今、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できる。
日本市場全般で堅調な推移となる可能性があり、このような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。
<円安メリット業種>
※2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種
1.化学(前週比-0.12%)
2.輸送用機器(同-0.98%)
3.電気機器(同-1.17%)
4.精密機器(同-2.25%)
これらのうち精密機器は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。