〇注目銘柄:ソニー(6758)【買い】
12日夜にイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控え、投資家がリスク回避資産として日本円に資金を投入しています。その結果、米ドル為替が1ドル113円台半ばにまで大きく円高進行したことで、日本株市場は輸出関連株を中心に売り優勢で推移しました。日経平均株価は、前日比97円10銭安の20098円38銭で引けました。
多くの輸出関連株が値を下げる一方で、同社株価は逆行高し、2008年7月以来の高値圏で推移しています。これは、7日に公開された映画「スパイダーマン:ホームカミング」が材料視されたことが要因だと考えます。直近のチャートを見ると、7月に入り株価が一時的に調整していたものの、25日移動平均線をサポートラインに上昇に転じています。12日に6月末の直近高値を明確にブレイクアウトしたことで、当面上値の軽い展開が期待できると判断しました。