〇注目銘柄:トヨタ自動車(7203)【売り】
米ドル為替が1ヶ月半ぶりに1ドル109円台にまで円高進行したことで、採算悪化が懸念される輸出株を中心に売りが広がりました。それにより、日経平均株価は一時2万円を割り込む水準にまで下落し、上値の重い展開が続いています。
日本時間8日の大引け以降には英国総選挙が予定されており、日本株市場全体で様子見ムードが高まる可能性が高いでしょう。総選挙の結果次第では、EU離脱交渉の進行にも影響が予測されることから、特に為替の動きには注意が必要でしょう。以上を考慮すると、8日の日本株市場は、積極的な買いは入りにくく、売り優勢に推移する可能性が高いと判断しました。また、景気敏感株である同社株価も、下落して引けると予想します。