【買い】アバールデータ（6918）17年3月期増益も、今期減益見通しを嫌気。26週線近辺からのリバウンドに期待。

■続伸期待

半導体製造装置など各種機器用モジュールメーカー、産業用ロボットなどの組込分野で長い経験と実績を持っています。自社開発品と受託品の2本柱。フィックスターズと業務資本提携している事でも知られていますね。
同社と協業しているイーソル社と、メニーコア技術と呼ばれる高速データ処理エンジンの開発を行っており、これが自動運転システムに採用されており、医療機器製造許可の取得し、あらゆる分野での活躍が見込まれている銘柄であります。
直接な取引は無いようですが、米国Nvidia製GPU搭載の画像処理用モジュール開発。

■5月16日本決算

5月16日大引け後(15:30)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比41.1％増の9.3億円に拡大したが、18年3月期は前期比9.4％減の8.4億円に減る見通しとなった。

同時に、前期の年間配当を32円→39円(前の期は25円)に増額し、今期も前期比1円増の40円に増配する方針とした。

直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比83.3％増の3.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の9.0％→14.3％に急改善した。

（出典：株探）

配当も増額し、17年3月は大幅増益でしたが翌営業日は、今期の連結経常減益を嫌気し、売られた格好。
子会社のアバール長崎が、業務資本提携先である東京エレクトロンデバイス（2760）の連結子会社になることが決定しており、
それが7月なので、今出ている連結の見通しは当然、アバール長崎の分は考慮されていないのです。
ですから、現時点で減益見込みは当然といえば当然ではないでしょうか。

日足ベースでは、75MAも割れ、高値水準から一時は30％近く下落。
週足26MAは意識されているようで、付近では買いが入っています。
まずは日足ベースで75、25MA両線上への回復が必須ですが、リバウンド基調を想定し、買い予想。

下値目処：4月13日安値1603円。5月29日安値1665円。26週線。