【日本株失速、これから大丈夫?】
東証一部の業種別で見ると、
全33業種中値上がりしたのは15業種となり、
値下がりした18業種となりました。
また、日経平均は前日比4円27銭安となりました。
北朝鮮による弾道ミサイル発射などがあり、
地政学リスクが改めて目立ってきました。
警戒感の強い地合いが続き、
様子見ムードも広まってくる可能性があるため、
これから暫くは、
不透明な相場状況が続きそうです。
29日は、東証一部の売買代金が、
久々に2兆円を割れたことから、
相場は閑散としている様子で、
買い支えが入りづらい可能性が想定されます。
何かしらの売り材料が出た場合は、
ストンと下落しやすい状況だと考えられますので、
しばらく、動向には注意しておきたいところです。
そう考えると、これからの時期は、
様子見姿勢の目立つ、
先行き不透明な展開となると、
考えられるでしょう。
相場の上昇が期待しづらい今の状況では、
これまで値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。
よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。
ちなみに、ここ1ヶ月で堅調な業種は、以下の3業種です。
【ここ1ヶ月で堅調な業種別株価指数】
◯ その他製品(前月比+11.75%)
◯ 食料品(同+8.48%)
◯ 電気・ガス業(同+6.73%)
以上の3業種については、
ここ1カ月で大きく上昇してきているため、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。
短期的な反落には要注意です。
何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。
この流れのまま、相場全体は下落へと動きそうです。
急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。
5月30日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。