巻き戻しの相場を想定
5月19日の日経平均は前日比36円90銭高となり、1日を終えました。
午前中は、米政権に不透明感が広がるなか買い手控えムードが続いていましたが、その反面で前日18日の米株高を受けて金融株に買いが入り、相場を下支えしました。
後場に入ると日銀ETF買い観測が広がったことで上げに転じましたが、週末を控えなお様子見ムードが強く、小動きに留まりました。
*為替相場の動き
一方、19日大引け後の為替は15時02分時点では1ドル=111円35~36銭と、前日17時時点に比べ44銭の円安・ドル高水準で推移しています。
18日に発表された米経済指標が好調だったことから円売り・ドル買いにつながり、午後には日経平均が再び上昇に転じたことで歩調を合わせ、下落幅が拡大しました。
前日比で円安に向かっているため、日本市場にとっては追い風の流れです。
従って、22日以降の日本株は上昇しやすい地合だと言えるでしょう。
*為替を受けての相場の展望
為替が円安方向に進んでいることから、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できます。
日本市場全体としては、堅調な推移となる可能性があるでしょう。
このような状況では、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したいところです。
【円安メリット業種】
○化学(前週比-1.31%)
○精密機器(同-1.41%)
○電気機器(同-1.49%)
○輸送用機器(同-2.10%)
※上記は、2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種です。
中でも、輸送用機器はここ1週間で下落しており、出遅れ感があります。
そう考えると、これから人気化する兆しがあっても、おかしくないと考えます。
*結論*
これらの内容を踏まえ、5月22日のスタンスは【大幅高になる】と予測します。
中でも、直近下落している輸送用機器は、統計的に見ても上昇傾向が強いことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。