【投資部門別売買動向】外国人が3週連続買い越し、買越額は今年最大の2770億円に拡大 (4月第3週)
配信元:株探
投稿:2017/04/29 10:43
●海外投資家が3週連続で買い越し、買越額は今年最大の2770億円に急拡大
東証が27日に発表した4月第3週(17日~21日)の投資部門別売買動向によると、米国の経済政策への期待再燃や為替の円高一服で日経平均株価が6週ぶりに大幅反発したこの週は、海外投資家が3週連続で買い越した。買越額は前週比2.7倍の2770億円と急拡大し、昨年12月1週(5625億円)以来4ヵ月半ぶりの高水準となった。海外投資家は2月に2567億円、3月には1兆0144億円と大きく売り越していたが、4月は3週間合計で4705億円の買い越しと買い戻しが膨らんだ。
一方、個人投資家が2週連続で売り越し、売越額は883億円と前週の508億円から増加した。証券会社の自己売買部門は3週連続で売り越し、売越額は前週比2.2倍の1866億円に膨らんだ。
海外投資家の大規模な買い越しで6週ぶりに相場が大幅に反発する中、自己売買と個人投資家が売りに回った格好だ。
■投資部門別売買代金差額 (4月17日~21日)
東証・名証2市場の1・2部と新興企業向け市場の合計[総合証券ベース(全52社)]
※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し
海外投資家 信託銀行 個人合計 [ 現金 信用 ] 日経平均 ( 前週比 )
4月 ―――
第3週 2,770 ▲193 ▲883 [ ▲706 ▲176 ] 18,620円 ( +285 円)
第2週 1,027 ▲10 ▲508 [ ▲621 112 ] 18,335円 ( -329 円)
第1週 908 ▲633 3 [ ▲145 149 ] 18,664円 ( -244 円)
3月 ―――
第5週 ▲549 30 593 [ 432 161 ] 18,909円 ( -353 円)
第4週 ▲3,741 ▲790 3,266 [ 2,237 1,028 ] 19,262円 ( -259 円)
第3週 ▲4,069 ▲1,390 1,328 [ 537 790 ] 19,521円 ( -83 円)
第2週 ▲986 ▲255 ▲975 [ ▲1,418 443 ] 19,604円 ( +135 円)
第1週 ▲796 ▲380 ▲840 [ ▲1,070 229 ] 19,469円 ( +185 円)
2月 ―――
第4週 ▲727 ▲220 ▲409 [ ▲586 177 ] 19,283円 ( +48 円)
第3週 ▲763 ▲539 122 [ ▲761 884 ] 19,234円 ( -144 円)
第2週 1,371 ▲393 ▲1,754 [ ▲1,842 87 ] 19,378円 ( +460 円)
第1週 ▲2,448 ▲595 2,041 [ 622 1,419 ] 18,918円 ( -549 円)
1月 ―――
第4週 ▲2,066 637 ▲1,317 [ ▲1,633 316 ] 19,467円 ( +329 円)
第3週 ▲1,039 507 105 [ ▲437 542 ] 19,137円 ( -149 円)
第2週 1,105 ▲255 67 [ ▲574 642 ] 19,287円 ( -167 円)
第1週 2,326 ▲461 ▲2,424 [ ▲2,385 ▲38 ] 19,454円 ( +339 円)
12月 ―――
第4週 324 ▲1,827 ▲2,156 [ ▲2,550 393 ] 19,114円 ( -313 円)
第3週 ▲1,947 ▲606 ▲1,982 [ ▲2,365 383 ] 19,427円 ( +26 円)
第2週 822 ▲538 ▲4,812 [ ▲4,834 21 ] 19,401円 ( +404 円)
第1週 5,625 2,997 ▲3,709 [ ▲4,065 355 ] 18,996円 ( +570 円)
※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。
※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。
株探ニュース
最新人気記事
-
11/14 17:30
みんかぶおすすめ
\ 投資・お金について学ぶ入門サイト /