一旦はリスク回避の動きは収束か
4月24日の日経平均は前日比255円13銭高となり、1日を終えました。
フランス大統領選の1回目の投票結果が「波乱なし」と受け止められたことで投資家のリスクオフ姿勢が後退し、東京市場では買い戻しが集まりました。
一方で25日に朝鮮人民軍創建85周年を迎えることで北朝鮮が核実験を強行するのではという懸念が高まり、買い一巡後は高値圏での小動きに留まっています。
*為替相場の動き
一方、24日大引け後の為替は15時02分時点では1ドル=110円19~20銭と、前日17時時点に比べ99銭の円安・ドル高水準で推移しています。
フランス大統領選の第1回投票では市場が懸念していた反EU派同士の決選投票が避けられるとの見方から投資家のリスク選好姿勢が回復、円安が進行しました。
前日比で円安に向かっているため、日本市場にとっては追い風の流れです。
従って、25日以降の日本株は上昇しやすい地合だと言えるでしょう。
*為替を受けての相場の展望
為替が円安方向に進んでいることから、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できます。
日本市場全体としては、堅調な推移となる可能性があるでしょう。
このような状況では、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したいところです。
【円安メリット業種】
○電気機器(前週比-1.86%)
○化学(同-2.25%)
○精密機器(同-2.66%)
○輸送用機器(同-5.29%)
※上記は、2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種です。
中でも、輸送用機器はここ1週間で下落しており、出遅れ感があります。
そう考えると、これから人気化する兆しがあっても、おかしくないと考えます。
*結論*
これらの内容を踏まえ、4月25日のスタンスは【大幅高になる】と予測します。
中でも、直近下落している輸送用機器は、統計的に見ても上昇傾向が強いことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。