円高進行が一服し買い戻し期待
4月18日の日経平均は前日比63円33銭高となり、1日を終えました。
17日の米国株高や外国為替市場での円高一服で買い戻しが先行、上げ幅は一時192円まで拡大する場面も見られましたが、地政学リスクへの警戒感や、18日から開かれる日米経済対話の動向を見極めたいとの雰囲気から上値が抑えられ、その後伸び悩みました。
*為替相場の動き
一方、18日大引け後の為替は15時00分時点では1ドル=109円08~09銭と、前日17時時点に比べ76銭の円安・ドル高水準で推移しています。
前日の米長期金利上昇を受けて日米金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となり、また日経平均株価の上昇でリスク回避姿勢が後退したことも円売りを促しました。
前日比で円安に向かっているため、日本市場にとっては追い風の流れです。
従って、19日以降の日本株は上昇しやすい地合だと言えるでしょう。
*為替を受けての相場の展望
為替が円安方向に進んでいることから、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できます。
日本市場全体としては、堅調な推移となる可能性があるでしょう。
このような状況では、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したいところです。
【円安メリット業種】
○精密機器(前週比-1.72%)
○化学(同-2.00%)
○輸送用機器(同-2.53%)
○電気機器(同-2.58%)
※上記は、2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種です。
中でも、電気機器はここ1週間で下落しており、出遅れ感があります。
そう考えると、これから人気化する兆しがあっても、おかしくないと考えます。
*結論*
これらの内容を踏まえ、4月19日のスタンスは【大幅高になる】と予測します。
中でも、直近下落している電気機器は、統計的に見ても上昇傾向が強いことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。