■F351
遺伝子間の相互作用を解析する「遺伝子ネットワーク技術」を保有。
自社内で遺伝子解析、生物学的実証実験、臨床試験を行える体制を持つ。
2月15日に発表された決算では、7期連続赤字が確定しましたが、前年比で赤字縮小しており、注目すべきは売上高を着実に伸ばしてきている点です。赤字企業にとっては、幅縮小しているだけでも材料としての良し悪しは、良に傾くのではないでしょうか。
現在は、2014年から中国国内で販売している特発性肺線維症(IPF)治療薬[アイスーリュイ]の、※2016年から代理店販売から直販へ移行※
2月20日の記事では、[アイスーリュイ保険適用の承認の可否を睨んでの思惑もあり]と、書かせて頂きましたが、2月23日新保険目録収載されました。これは、当該企業にとっても、バイオ全体にも重要で刺激材料となるでしょう。
これまでは手に入らなかった層にも、手の届く薬となる訳ですから、期待は尨大です。
また、F351(肝線維症)は2015年6月に第2相臨床試験を開始しており、2017年に結果が出ます。
その発表が出てくるとアイスーリュイ相場に、もう1つ大きな材料が加えられます。
2相試験の後は、3相も控えていますが、2相の結果が良好という事であれば大きな材料となるでしょう。
■チャート
3月15日には上場来高値を更新するも、その後は一進一退の動きで、28日までは700円前後まで調整をこなしました。
そこからは反転し、再度高値をとってきた3月最終週。
4月1週は、週初高いものの、その後はマザーズ全体の弱さもあり、今週は陰線でしたが、
700円台中頃では、押し目買いも積極的で、深い押しとはなっていません。
今週に入り、11日、12日と5MA上で終わるも、上向きには成らず。
13日も続伸すれば、ようやく上向いてきそうなだけに、陽線で反発を期待したいです。