◆5日線は横ばいに変化したが・・・
11日(火)は1ドル=111円台を割り込んだ円高や地政学リスクがくすぶって、小幅反落になりました。
日経平均は9営業日ぶりに小幅な陽線で下げ渋ったのですが、今日の売買代金は1兆8千億円台の閑散相場、連日で2兆円を割れが続きました。先週の急落で目先の売りが一巡したため、売られにくくなった程度の印象です。
ただし、騰落銘柄数は値下がりが1300を超えており、日経平均の下げ幅以上に地合いが悪い印象です。大型株に比べると小型株の下げが目立っているため、個人投資家の心理は弱気に傾いていると考えられます。
一方、日経平均は本日の下げ渋りで5日線が横ばいに変化しているため、明日の相場が反発すれば、5日線が上向きに変化しやすくなっています。
先週末にかけて騰落レシオの80%を割れたことや、日経平均の下げ幅が1100円を超えたので、5日線反転で反発ムードが高まって欲しい場面です。
しかしながら、積極的な買いの手がかりが見当たらないので、大幅な反発は期待しにくい状況だと思われます。
海外株高や円安のサポートがあれば反発する可能性もありますが、海外市場も調整ムードが漂っていますので、明日は売り買いともに見送りムードで横ばいの想定です。