◆ “巻き戻し”先行・・・ - 再び“157円”へ
週明けの昨日は、先週末の下落に対する“ポジション調整”が入りました。
ただクリスマス休暇を控えて動意は乏しく、基本的には“緩やかに”留まっています。
材料視されたのは、今週行われる「米2年/5年/7年債入札」に対する思惑でした。
これが“需給悪化→不調”との見方につながり、NYタイム終盤にかけて米10年債利回りを“5/30以来水準(4.599%)”へと押し上げたからです。
こうしてドルには幅広い通貨に対して“買い戻し圧力”がかかり、緩やかながらもドル円を“157.266円”へと押し戻されていきました。
もっとも昨日発表された米経済指標は、“いずれも弱め(耐久財受注は2ヶ月ぶりの減少/新築住宅販売件数は予想に届かず/消費者信頼感指数は前月比△8.1ポイント)”でした。
このため米10年債利回りの上昇のみでは“積極的なドル買い”を促しづらい難しさも併存しており、“上値の重さ”が意識され続けています。
◆ 目先は“上振れリスク”を意識せざるを得ないが…?
それでも「日米金利格差拡大」が意識されやすく、目先は“上振れリスク”は意識せざるを得ないのが実状といえます。
ただ日本絡みのマーケットの関心は、明日の「植田日銀総裁講演」に集まっている印象が強く、どこまで“上値模索”できるかは微妙といわざるを得ないという側面を持っています。
特にここから上の水準では「円安けん制発言」も飛び出しやすく、それでいて「クリスマス休暇」を控えているだけに“仕掛け的な動き”が追随する展開も期待しづらいのが実状となります。
流動性が低下の折、たとえ一時的に“上振れ”たとしても、そのまま“上放れ”というよりは“押し戻される”といった展開を意識したいところです。
それで“崩れる”とは思いませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
158.623(7/17高値)
上値5:158.499(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:158.002(+2σ、大台)
上値3:157.921(12/20高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:157.519(ピボット1stレジスタンス)
上値1:157.266(12/23高値)
前営業日終値:157.155
下値3:157.000(大台、12/23安値後の23.6%押し)
下値3:156.841(12/23安値後の38.2%押し)
下値3:156.673(12/23安値後の50%押し)
下値3:156.504(12/23安値後の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値3:156.286(12/23安値、12/23安値後の76.4%押し)
155.959(12/20安値、ピボット2ndサポート、大台)
155.730(12/3~12/20の23.6%押し)
155.545(12/17~12/20の50%押し、ピボットローブレイクアウト)
《11:10》
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