機関投資家の買戻しも期待
3月31日の日経平均は前日比153円96銭安となり、1日を終えました。
朝方は30日の米国株高や円安を好感した買いが優勢となったものの、午後からは期末を控えた国内機関投資家の売りが先行、取引終盤には下落に転じました。
*為替相場の動き
一方、31日大引け後の為替は15時15分時点では1ドル=111円86~87銭と、前日17時時点に比べ80銭の円安・ドル高水準で推移しています。
年度末ということで事業会社の決済が集中しやすく、国内輸入企業による円売り・ドル買い注文が膨らんだため、10時前には3月21日以来の円安水準となる112円台まで下げる場面も見られました。
前日比で円安に向かっているため、日本市場にとっては追い風の流れです。
従って、3日以降の日本株は上昇しやすい地合だと言えるでしょう。
*為替を受けての相場の展望
為替が円安方向に進んでいることから、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できます。
日本市場全体としては、堅調な推移となる可能性があるでしょう。
このような状況では、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したいところです。
【円安メリット業種】
○電気機器(前週比+0.29%)
○化学(同-1.07%)
○精密機器(同-1.33%)
○輸送用機器(同-2.70%)
※上記は、2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種です。
中でも、輸送用機器はここ1週間で下落しており、出遅れ感があります。
そう考えると、これから人気化する兆しがあっても、おかしくないと考えます。
*結論*
これらの内容を踏まえ、4月3日のスタンスは【大幅高になる】と予測します。
中でも、直近下落している輸送用機器は、統計的に見ても上昇傾向が強いことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。