円安による買いに期待
3月28日の日経平均は前日比217円28銭高となり、1日を終えました。
外国為替市場で円高が一服し、日経平均の自律反発を狙った買いや個人の配当取り狙いの買いが入り上げ幅を広げました。
東証一部の売買代金は概算で2兆4150億円(速報ベース)と、前日より4000億円近く上回っています。
*為替相場の動き
一方、28日大引け後の為替は15時22分時点では1ドル=110円65~70銭と、前日17時時点に比べ47銭の円安・ドル高水準で推移しています。
日経平均が大幅に上昇して投資家のリスク選好姿勢が強まるとの見方から、円を売ってドルを買う動きが優勢となりました。
前日比で円安に向かっているため、日本市場にとっては追い風の流れです。
従って、29日以降の日本株は上昇しやすい地合だと言えるでしょう。
*為替を受けての相場の展望
為替が円安方向に進んでいることから、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できます。
日本市場全体としては、堅調な推移となる可能性があるでしょう。
このような状況では、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したいところです。
【円安メリット業種】
○化学(前週比-0.40%)
○精密機器(同-0.79%)
○電気機器(同-0.88%)
○輸送用機器(同-2.37%)
※上記は、2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種です。
中でも、輸送用機器はここ1週間で下落しており、出遅れ感があります。
そう考えると、これから人気化する兆しがあっても、おかしくないと考えます。
*結論*
これらの内容を踏まえ、3月28日のスタンスは【大幅高になる】と予測します。
中でも、直近下落している輸送用機器は、統計的に見ても上昇傾向が強いことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。