もう一段の下落もありうる
前日比414円50銭安の19,041円38銭で引けました。
トランプ大統領の政権運営に懸念が生じたことや、
米ドル為替が1ドル111円台まで進行したことで、
大半の銘柄が売り優勢で推移しました。
これまで相場を牽引してきた「トランプ相場」が一服したことで、
日本株市場は過敏に反応しています。
また、森友学園に端を発した国内の政治リスクも懸念されているほか、
米ドル為替の円高も進行していることで、
短期的に悪材料が出続けています。
今のところ長期的なトレンドは、
上昇トレンドに変化はないと想定していますが、
短期的には調整局面に突入した可能性があるでしょう。
1万9000円を心理的節目として売り買いが交錯すると見られますが、
リスク回避の動きが強い場合には、
簡単に1万9000円を割り込む可能性もあります。
その場合、1万8600円台まで急落するリスクもあるでしょう。
以上から、23日の日経平均株価は、
「下落して引ける可能性がある」と判断しました。