【3月17日予想】今日は鉄鋼業が狙い目?米利上げ加速観測後退で大幅に円高進行。= フェアトレード 田村祐一

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最新投稿日時:2017/03/16 19:30 - 「 【3月17日予想】今日は鉄鋼業が狙い目?米利上げ加速観測後退で大幅に円高進行。= フェアトレード 田村祐一」(田村祐一)

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【3月17日予想】今日は鉄鋼業が狙い目?米利上げ加速観測後退で大幅に円高進行。= フェアトレード 田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2017/03/16 19:30

利益確定売りが優勢か

*前日の値動き*
3月16日の日経平均は前日比12円76銭高となり、1日を終えました。
15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが決まったものの、今後の利上げペースは緩やかとの受け止めが広がり米長期金利が低下、ドル安・円高進行で日本株の重荷となりました。
反面、オランダの総選挙で与党が第1党を維持したため欧州の政治リスクが和らぎ、日銀による上場投資信託(ETF)買いの観測を背景に思惑的な買いが入ったこともあって終盤は小反発しました。


*為替相場の動き

一方、16日大引け後の為替は15時40分時点では1ドル=113円25~26銭と、前日17時時点に比べ1円44銭の円高・ドル安水準で推移しています。
米連邦準備理事会(FRB)が発表したFOMC参加者の政策金利見通しは2018年にかけての利上げペース加速を示唆せず、円売り・ドル買いを進めてきた投資家らが円を買い戻したことで円高が進行、日銀が16日まで開いた金融政策決定会合も波乱なく終わり、新規材料が乏しく113円台前半で膠着している状態です。
前日比で円高に向かっているため、日本市場にとっては逆風の流れです。
従って、17日以降の日本株は上昇圧力が弱まってもおかしくない状況と言えるでしょう。



*為替を受けての相場の展望

為替が円高方向に進んでいることから、円高の進行を受けて外需株を中心に下落するおそれがあります。
日本市場全体としては、軟調な推移となる可能性があるでしょう。

ただし、利益のチャンスが無いかといわれると、そうとも言えません。
このような状況では、過去の統計上、円高時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したいところです。

【円高メリット業種】
○ガラス・土石製品(前週比+1.46%)
○建設(同+1.41%)
○石油・石炭(同+0.01%)
○鉄鋼(同-3.02%)


※上記は、2003~2005年の円高進行時において特に上昇傾向が強かった業種です。

中でも、鉄鋼業はここ1週間で下落しており、出遅れ感があります。
そう考えると、これから人気化する兆しがあっても、おかしくないと考えます。



*結論*
これらの内容を踏まえ、3月17日のスタンスは【大幅安になる】と予測します。
中でも、直近下落している鉄鋼業は、統計的に見ても上昇傾向が強いことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想

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