週明けも上昇が継続期待
3月13日の日経平均は前日比286円03銭高となり、1日を終えました。
外国為替市場で円相場が1ドル=115円台前半まで下落したことで自動車や精密機器などの輸出関連株に買いが入り、午後は金融株に空売りしていた投資家の買い戻しも相次いで、大発会の1月4日以来、約2カ月ぶりに昨年来高値を更新しました。
*為替相場の動き
一方、10日大引け後の為替は15時35分時点では1ドル=115円42~43銭と、前日17時時点に比べ90銭の円安・ドル高水準で推移しています。
米国の利上げペースが速まるとの観測を背景に米長期金利などの上昇が一段と進み日米の金利差拡大期待が高まったこと、日経平均株価が上昇したことなどから投資家のリスク選好姿勢が高まり、円売りが加速しました。
前日比で円安に向かっているため、日本市場にとっては追い風の流れです。
従って、13日以降の日本株は上昇しやすい地合だと言えるでしょう。
*為替を受けての相場の展望
為替が円安方向に進んでいることから、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できます。
日本市場全体としては、堅調な推移となる可能性があるでしょう。
このような状況では、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したいところです。
【円安メリット業種】
○精密機器(前週比+3.09%)
○輸送用機器(同+1.75%)
○電気機器(同+1.45%)
○化学(同+0.39%)
※上記は、2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種です。
中でも、化学はここ1週間であまり上昇しておらず、出遅れ感があります。
そう考えると、これから人気化する兆しがあっても、おかしくないと考えます。
*結論*
これらの内容を踏まえ、3月13日のスタンスは【大幅高になる】と予測します。
中でも、直近あまり上昇していない化学は、統計的に見ても上昇傾向が強いことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。