米系大手証券が鉄道セクターに関するリポートを発表、JR九州をトップピックに◇
JPモルガン証券が2月27日付で鉄道セクターに関して、第3四半期決算を受けて業績予想を修正し、目標株価を見直したという。
これによると、17年度には鉄道セクターの5社が全社増益となる見通しだが、増益幅やコンセンサス予想に対するアップサイドから、JR九州<9142.T>をトップピックとするという。来期には、熊本地震の影響の反動だけで売上高が約90億円(2.4%)増えるとみられるが、不動産業、流通業、建設業などがすべて増収で、全社EBITDAがプラス12%、営業利益がプラス9%と利益が好調に伸びると同証券では予想。
また、地震影響を除いた鉄道輸送量の伸び率を1%弱と想定しているが、景気改善の基調のもと、さらにインバウンド需要が高い成長を継続しているなかで、4月以降の鉄道需要伸び率が予想を上回る可能性は大きいとみており、JR西日本に替わり、鉄道セクターのトップピックとしている。
一方、JR東日本<9020.T>とJR西日本<9021.T>については、今期の減益要因である北陸新幹線の反動減と新幹線大規模修繕引当金の積出開始がなくなるため、通常の増益軌道に戻ると予想している。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
これによると、17年度には鉄道セクターの5社が全社増益となる見通しだが、増益幅やコンセンサス予想に対するアップサイドから、JR九州<9142.T>をトップピックとするという。来期には、熊本地震の影響の反動だけで売上高が約90億円(2.4%)増えるとみられるが、不動産業、流通業、建設業などがすべて増収で、全社EBITDAがプラス12%、営業利益がプラス9%と利益が好調に伸びると同証券では予想。
また、地震影響を除いた鉄道輸送量の伸び率を1%弱と想定しているが、景気改善の基調のもと、さらにインバウンド需要が高い成長を継続しているなかで、4月以降の鉄道需要伸び率が予想を上回る可能性は大きいとみており、JR西日本に替わり、鉄道セクターのトップピックとしている。
一方、JR東日本<9020.T>とJR西日本<9021.T>については、今期の減益要因である北陸新幹線の反動減と新幹線大規模修繕引当金の積出開始がなくなるため、通常の増益軌道に戻ると予想している。
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出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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