米3月利上げの手がかりを探す
本日は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)理事の講演と米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(1月31-2月1日分)が注目されよう。なお、パウエル理事の金融政策に対するスタンスは「中立」と見られている。FOMC議事録については、声明に3月利上げを示唆する文言がなかったとしてドル売りに傾いた会合の議事要旨であり、利上げに前のめりなタカ派姿勢が示されるとは考えにくい。ただ、イエレンFRB議長は今月14日の議会証言で数ヶ月以内の利上げの可能性に言及しており、FOMCの総意として早期利上げに傾きつつあるとのニュアンスが感じられる議事録となってもおかしくないだろう。