週足、日足のトレンドは?
但し、一度115円越を失敗したことでの、売りが目立ち、現状上値が重くなっていることで、更なる新規の材料が出てこないと、115円が遠くなりそうです。
■現状では、貿易不均衡に対する警戒感は否めなく、今後中国を為替操作国とすると、その影響から円が買われる可能性もあるため、111円をサポートできるかが重要です。
また、トランプ大統領の単独会見でフリン大統領補佐官の辞任を巡って、記者らとの激しい対立もあり、政治的にも不安要素が隠せない展開となっていることもマイナス要因にみえます。
■今週は、為替以外の市場動向にも気を払う必要がありそうです。
主な市場では、「株高・ドル高・ゴールド高」のトリプル高の展開です。通常、金利の生まないゴールドが買われるのであればドルは売られますが、現在は株高も加えてトリプル高と不可解な現象が出現しています。
■ゴールドの日足は、昨年の大統領選以降からダウントレンドになっていましたが、昨年末の1,120ドルの底入れから100ドル以上、上昇しています。
半値戻り(1,120ドル)もクリアし、買いトレンドに転換しています。
■また、ドルインデックスの日足をみると一時、移動平均50日線にトライするものの引け値ベースでは維持できず反落、更に75日線が上値抵抗線になっています。
こちらに関しては上昇トレンドに対する時間的な調整とみています。
この双方が上昇し続けることは既にバブルが起きているのではないかとみています。
奇想天外のトランポノミクスで暴走するハイブリッシュな相場の裏側でそれを維持することが出来ず、トランポノミクスを含めたトランプワールド崩壊をイメージする投資家も少なくないとみています。
■その意味では、FRBの追加利上げだけで、相場を予想することは危険とみています。各国がこのトランプバブルに振り回されることになりそうです。
トランプバブルとその後の崩壊をイメージして今後はヘッジをベースにポートフォリオを組む必要がありそうです。
■現状の平均足(改良版)は・・・、
週足が陰線継続中で、戻り売りトレンド継続
日足トレンドは、週末から陰線に転換となり、中期、目先共に売り優勢となっています。