踏み上げ期待、外部環境好転
今回の業界再編劇では蚊帳の外だが、カタールやUAEのアブダビ油田で低コスト、低コスト、低カントリーリスクの権益を持つ。
1/27時点の信用売残304500株、信用買い残174000株、信用倍率0.57倍と踏み上げエネルギーを蓄えた。たいがいここは信用倍率3倍前後、多い時は20倍くらいだ。
1/30に2000円大台のせに敬意を表してやっと今週押しがはいったところである。
2017年から、良質のヘイル油田生産開始を予定している。水深が浅いことや施設の共有化で低コストが実現。ムバラス島から海底パイプラインケーブルでヘイルサイト島ターミナルへ油送。生産井8~10本。64.4%権益を持つアブダビ石油で2018年度産油高は2016年産油高4万バレルと比べて1.5倍の日量6万バレルの想定。
また、昨年12月からの原油高、ドル高円安を受けて石油事業の在庫評価益も下期の業績に大きく寄与しそうだ。
同社の下期の想定レートはドバイ原油50ドル、為替100円としている。同社の場合、原油が1ドル上がると在庫評価が+23億精製コストで-3億、1円の円安で在庫評価+11億、精製コストで-1億となる。
現在ドバイ原油53ドル、為替が113円前後で推移、約190億円ほどの評価益増につながる。直近では、マスコミがトランプ発言を煽り、リスク逃避の円買いに振れているが、再び米経済成長の好調さを受けた米長期金利上昇でドル高円安基調に戻るものと思われる。
前期の連結経常収支は-361億円の赤字だったが、2017年3月期黒字転換見通し、会社予想の配当は50円だが、増配修正も春にあるのではないか。押目買い。