【買い】日立ハイテクノロジーズ(8036):株価の戻りに期待
そしてイエレンFRB議長が講演で、FRBの二大責務である「物価の安定」「雇用の最大化」について目標に接近してきているとして、FRBの金融政策による支援の水準を引き下げるのは理にかなっているとしました。
この、つまりは「利上げに対して積極的な考え」が示されたことで金利上昇が期待され米国10年債利回りは上昇、ドル高の流れとなっています。
昨日の株価は前日比マイナスとなりましたが大きく伸びており、円安に振れたことで伸びが期待されるところです。
銘柄紹介:
同社は2001年、日立製作所の計測器グループ、同半導体製造装置グループ、エレクトロニクス専門商社の日製産業が統合し、誕生しました。
電子デバイスシステムでは、世界トップシェア80%の「測長SEM(※)」、「プラズマエッチング装置」を主力製品とし、科学・医用システムでは、DNAシーケンサや電子顕微鏡、X線分析装置などを展開。
(※)測長SEM:半導体等のウェーハ上に形成された微細パターンの寸法計測用に専用化した装置。
これまで主流だったメモリはデータ量の膨大化や高速化を背景に、積層化による大容量化が可能な3DNANDへとシフトしており、3DNANDの製造設備投資が盛り上がっています。
安定した財務基盤を持ちながら成長分野について研究投資も活発に行っている企業です。特に半導体関連は3DNANDへのメモリシフトを背景に各メーカーの設備投資が活発で、その波に乗ることができています。また医用システムも医療業界の先端技術である免疫治療に欠かせない検査・試薬を扱っており、合弁会社設立や事業提携など事業基盤の強化・拡充を進めています。