リターンムーブからの反落パターン
注目のトランプ次期大統領による記者会見(1/11)では、貿易不均衡を巡り、中国やメキシコと共に、日本も名指しで批判。立ち振る舞いを見る限り、大統領選挙の勝利宣言スピーチで見せた大統領らしい落ち着いた姿はなく、選挙期間中のトランプに戻ったと感じた方達も多いだろう。
「トランプ」は、やっぱり「トランプ」だったとの認識が高まるだろう。
20日の就任式前後には、東シナ海で米原子力空母「カールビンソン」と、中国空母「遼寧」の睨み合いも予想される中、米中関係の悪化懸念も、金(GOLD)に資金を向かわせるだろう。
中国当局は、仮想通貨「ビットコイン」の主要取引業者への立ち入り検査を実施。中国からの資本流出を阻止する取り組みの一環と見られるが、昨年末以降、中国から逃避した巨額マネーの一部が、ドル買い、米買いに向かいトレンド形成したとすれば、ドル高・株高の流れにも、変化が出るだろう。
まずは、V=113.45円、E=113.40円などを試す流れ。トランプララリーが始まった11月安値~12月高値までの上昇に対する38.2%押しは、111.97円。半値押しは109.91円。この辺りまでの修正が、今月中に起きても不思議ではない。
本日は「満月」。満ちたものは欠けるのが相場。