大納会は急落?
今週は※掉尾の一振(とうびのいっしん)として株価の上昇に期待が掛かったものの、皆が誰かが買うのを期待していた為、後から買う人がいなったのでしょうか。
NYダウが2万を前についに反落し、ドル円も昨晩から1円の円高となったことを背景に、反落してきております。
※株価が年末にかけて上昇するという株式相場の格言で、最終取引週を指されることが多い。
クリスマス休暇明けに、実質新年度明けとなった海外投資家が気合を入れて買ってくることから、NYダウ、ドル円が上昇し日経平均株価も吊られることが多く、また来年に向けた期待への商いが盛んになり上昇すること。
ちなみに、日経平均株価の過去20年の年末最終週の勝敗は17勝3敗。平均して250円程上昇しています。
直近では以下の通りで、それほど大きな上昇は見込めないのかなというところ。(最終週の高値-前週の終値)
2013円:+142円
2014年:-90円
2015年:+344円
ドル円をみると、昨日は※スポット取引の年内最終日であったために仲値に向けて強烈に上昇しました。欧州市場もそれなりに買われたようでしたが、118円を付ける勢いがなく実需のドル買いはゲームセット。
※約定日から2営業日後に受け渡が行われる外国為替取引。
ここ数年は、大納会で上げて大発会で下がるという傾向が強く出ていましたが、今年はそうはなりそうにありません。