【買い】東京エレクトロン(8035):設備投資需要拡大、株価上昇を期待
カンファレンスボードが発表した12月の米消費者信頼感指数は113.7と、予想の109や11月の107を大きく上回りました。
これを受けて米国債10年物利回りは、前営業日比0.022%上げて2.560%。依然高水準です。
また原油価格も53.9ドルまで上昇。OPEC加盟・非加盟国による減産が2017年1月からスタートするため、年明け以降の需給改善を見込んだ買いが集まった模様です。
小動きの相場となるかもしれませんが、先行観は根強く底堅い動きとなると思われます。
外国人投資家が本格的に戻ってくる年初からのロケットスタートが期待できるところですので、引き続き日本株買いを推奨したいと思います。
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同社は製造装置最大手で世界4位。半導体、液晶向けに強みを持ちます。
全体売上の9割をSPE(半導体製造装置)が占め、7%をFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置が占めます。
高機能スマホやデータセンター向けサーバーなどに用いられるDRAMおよびNANDフラッシュメモリー等の需要増によるメモリーメーカーの設備投資が加速しており、同社はこの恩恵を享受しています。特に3DNANDへの企業の投資意欲が旺盛であることから移行期の今、ビッグビジネスチャンスを迎えているのです。
市場の潮流としては、IoT市場の成長が半導体の用途を広げ、半導体市場の成長が見込まれます。
またメモリが3DNANDへ移行している動きも設備投資需要を拡大させています。
SEMIによると、2017年の世界半導体製造装置の市場は2018年にかけて11%の伸びが見込まれています。
経済見通しが明るくなる中、企業の設備投資需要拡大を受けた業績伸長が期待できるのではないかと思います。