大納会に向けて有終の美となるか
残りあと5営業日になりますが、このままいけば今年年初の大発会での日経平均18,818円を越えて年足では陽線で今年の一年を締めくくることができます。
つい先月までは16,000円に迫ろうかというところまで落ちていたのを考えれば、最後のラストスパートで一気に取り戻してうまく帳尻を合わせたような感じになりました。
日経は強い動きが続いていますので、このままいけば大納会で年初来高値更新し、有終の美として締めくくられることでしょう。
そんな大納会といえば、いつも恒例の行事なのですが、その年を象徴するような方がゲストとして迎えられます。
アベノミクス元年の2013年の大納会では安倍首相がゲストとしてきたこともあり、大納会は年初来高値更新と、有終の美で締めくくられました。
さて、今年の気になるゲストは?
女子レスリングで紫綬褒章、国民栄誉賞を受賞した伊調 馨さん です。
素晴らしいゲストですが、株価の方はどう反応するでしょうか。もちろん安倍首相であれば、大納会に向けて株価を上げて、面目を立たせるように強いかもしれませんが、一つ注目しておきたいのが、伊調さんの所属している「ALSOK」です。
何かの材料があって上がるわけではありませんが、株価は人気投票なので、注目されるきっかけがあれば動きます。
チャート的にもいい水準で調整はできているので、年末ジャンボ宝くじを買いそびれた方はちょっとした運だめしに、試してみるのも面白いかもしれません。
とはいえ、日経のチャートは強いというよりも、いつはじけるのか心配になってしまうくらいの過熱感が出ています。
年内はソフトランディングさせたとしても、調整なしで上げてきたつけが来年初めにやってくるでしょう。
去年のことも踏まえて、2017年相場は年明けからダイナミックに動く可能性があるので、十分注意しておきましょう。
今年プラスになった分は利益確定してきれいさっぱりな状態にして、新しい気持ちで2017年相場を迎えましょう。