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最新投稿日時:2016/12/21 21:34 - 「NYダウ2万の節目を前に」(川島寛貴)

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NYダウ2万の節目を前に

著者:川島寛貴
投稿:2016/12/21 21:34

日本株は利食い優勢

ドル円が高値を更新しそうで越えていけません。

本日の日経平均株価は昨晩のNYダウの上昇を受けて上昇して始まったものの、海外勢のクリスマス休暇などを嫌気してか利食いが優勢となった模様。

この雰囲気では、明日の日本株は大きく利食い売りに押されて1%以上の下落となりそうです。

ドル円は昨晩118.20-25円が非常に重く、こちらも利食いが入ってきた模様。今週は高値の更新を期待していましたが、来週に持ち越しとなりそうです。

記事を執筆中に安値を一気に割り込み、安値を更新してきました。117.50円以下には大きめの買いが並んでいたようですが、それらを吸収したこともあってか、大きな反発は期待できなさそうです。特に買っていくような材料はないので、117円割れの可能性が高まります。

116円を割れたところは、FOMCの後に揉みあった価格帯で、20日の深夜に大きく切り返したポイントですので、残存する売りポジションも多く買っていけそうです。ただ、切り返しが弱いとNY市場通して下落する可能性が考えられます。

住宅関連指標に注目

トランプ相場のブレーキ要因として注意して見ていきたいのが、住宅関連の指標。

日銀がマイナス金利を導入した際には、住宅ローン金利が低下し、住宅販売が賑わうようになりました。米国の長期金利は上昇していますので、その逆の減少が発生します。日本人よりも遥かに長期金利の上昇に敏感な米国人は、住宅ローンを駆け込みで申込みするのか、住宅の購入を見送るのかということになります。

住宅市場の崩れはまだまだ先だとは思いますが、日本のバブルやドバイショック、サブプライムショックなどの経済危機をみても最初に怪しくなるのが土地や住宅市場です。

今夜は11月の中古住宅販売件数(予想:550万件)が発表されます。1回のデータで判断するのはナンセンスですが、16日に発表された住宅着工件数が予想を下回っているあたり、気をつけておきたいですね。

本日は弱気ですが、イタリア・モンテパスキ銀行問題に市場は全くといって良いほど動じませんので、116円台は買い場だとみています。
川島寛貴
株式会社IEYASU 代表取締役
配信元: 達人の予想

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