◆相場に変化、トリプルシグナル点灯!
鑑賞の秋と洒落込みたく、珍しく映画館に足を運ぶと、どこもかしこも大ヒットアニメ映画「君の名は。」
今年8月の公開から興行収入は150億円超え、7月に公開した「シン・ゴジラ」も77億円とこちらも好調で、(9602)東宝は最終利益が過去最高になる見通しを示した。
株価は映画のヒットと比例するようにジワリジワリと上昇している。関連銘柄として(9468)カドカワなども取り上げられており、映画ブームは今回の中間決算でも肝になりそうだ。
マーケットに目を向けると、今週20日、10月に入って始めて東証1部の売買代金が2兆円を超えた。
大統領選挙のせいか、中間決算のせいかは定かではないが、手控えムードが続いていた東京市場だったが、ようやく相場の流れが変わってきたように感じる。
日経平均は金曜こそ下げて終えているものの、20日まで5日続伸。5月高値も更新しており、一目均衡表上でも三役好転。売買代金・トレンド共に良好だ。
これに加えて、前週14日には日銀の買いが観測されている。今月に入ってから買ってきたのはこの日のみだが、大事なのは日銀が買いに動きだしたことである。
20日に発表された10月第2週の投資部門別売買動向も、先月まで大幅に売り越していた海外投資家が1131億円の買い越しへ。2週連続で買い越しとなり手を変えてきた事も明るい材料と言えよう。
「出来高」「チャート」「需給」のトリプルシグナルは点灯しているが、「NYダウ」「為替」「原油価格」の警戒3点セットのチェックもお忘れなく。