◆売買エネルギーの低下、個別株物色が継続か。
その後も、薄商いの中で方向感に欠ける展開。10月に入ってから東証1部の売買代金は1度も2兆円を超えておらず、SQの算出日である14日でさえ1.96兆円と売買エネルギーの低下が目立っている。
(9142)JR九州の上場に伴った資金拘束も関係しているのだろう。上場するまでは、新興市場にも資金が流れにくく、個別の材料株物色が続きそうだ。
市場の流れとは別で今週気になったところでは、日経新聞の一面で報じられたビットコイン(仮想通貨)。
購入時にかかる消費税を“来年の春”を目途になくす調整に入ったとしており、国が通貨として実質的に認めた格好となる。仮想通貨に対する不信感が緩和され、今後は日本でも需要拡大が期待出来ると言えよう。
報道を受けて、(8732)マネーパートナーズグループなど関連銘柄が上昇したが、新たな通貨の考え方が生まれるとすれば市場の反応はこんなものでは済まないだろう。