持ち株会社の良さを研究
持ち株会社の傘下にたくさんの企業体がある場合、業績面で傘下の会社が伸び悩んでも、別の傘下会社が頑張って安定配当が出せる効果を期待することができます。
ウィルグループ(6089・東証1部)の場合、連結子会社22社(株式会社セントメディア、株式会社エフエージェイ、株式会社ボーダーリンク、株式会社マーススポーツエージェント、株式会社ネットジンザイバンク、株式会社ヘルルケア・フィット、株式会社クリエイティブバンク、ハイブリィド株式会社の他、海外数社)で構成され、主に販売員、オペレーター及び軽作業員の人材派遣、業務請負、人材紹介等を展開しています。
日本企業の海外進出に伴いシンガポールや中国などにも連結会社があるんですね。
さて、世の中では団塊退職に伴い、現場で新卒奪い合いという人口動態上の需要期にオリンピック特需もあり、人手不足傾向が強まっていますから、同社のような人材派遣業は繁忙です。
同社では介護士の人材派遣も行い、業績は増益基調が続いています。
年予定配当は20円。
売買単元は100株。
2015年9月実施の1:2の株式分割による需給面での消化もぼつぼつ落ち着いてくる頃。
各地で個人投資家向けにIR(インベスターリレーションズ)セミナーを開催している効果もあり、株価は900円台で5日、25日移動平均線上に顔出し。
週足チャートでも今週陽線をつけてかたちもいい恰好になってきました。
900円前後で打診買い、という作戦を検討してもいいのではないかと思います。
3月末、100株株主に1000円のクオカードの優待があり配当20円×100株で2000円(手取り約1600円)
クオカード1000円+1600円、株価950円で購入した場合、元金に対する配当・優待利回りは2.74%に相当します。
900円台での購入でも魅力的で、市場波乱があったら安値買い増しでもっと利回りアップもできそうですね。
本業が時流に乗っているので株価も展開期待が持てそうです。
個人投資家が中長期に株主として定着するためには、株数や保有年数に応じた優待ランクアップがうれしいものですが。検討される時期が来るかもしれませんね。
2013年に上場した会社。今後の発展を期待したいと思います。