◆日経平均は一進一退で方向感がなくても、相場のムードは好転している
この場は日経平均を騰落を予想するものですが、それでは今の相場は語れません。
円高が重しで日経平均は17000円をはさんで高値保ち合い、こんな予想がほとんどだと思います。それでは、あまり詳しく株式市場を見ていない個人投資家の方が、今の状況がわからないでしょう。
簡単にいって、相場は暖まってきていると感じています。日経平均ではなく、東証1部の騰落レシオの変化を見れば、値上がり銘柄数が増えてきていることがわかります。
騰落レシオは8月26日に78.95%と、3月以降で最低水準を記録しました。そして7日は105.60%と騰落イーブンである100%を超えて回復しています。
8月26日を安値(16360円)に日経平均も17000円台を回復したのですが、それ以上に値上がり銘柄数が増えているのです。
日経平均が上がるより、値上がり銘柄数が増えた方が、強気の投資家は増えるでしょう。『地合い好転=騰落レシオの上昇』が相場を支えそうだから、日経平均も大きく崩れない、これが高値もみ合いを予想する根拠です。