■主要株価指数が高値を更新しても、ドル円は上値が重い展開続く
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■昨日は、新規材料が不足したことやFOMC議事録発表を前に様子見が続く展開となり、終日、閑散商況となりました。
そんな中でも、原油価格がしっかりと上昇していることを背景に、株価も連れ高となりました。
しかし、ドル円はリスク選好とはならず、先週末の米経済指標が不調であったことで年内利上げ期待が幾分後退していることが尾をひいているのではないかとみています。
■ここ最近の動きをみてみると、ドルの上値の重さだけが目立ちます。
特に、今月の米雇用統計が良好であったにも関わらず、買いが継続できず、上値が重すぎるように感じます。
■チャートからは、100円台後半では安値拾いで弱い反発をしていますが、徐々に戻しきれなくなってきています。
もし、直近安値(8月2日100.67円)を下抜けるようであれば、仕掛け的に100円割を試しにいく可能性もあります。
これは、チャートの形だけの判断ではなく、年内追加利上げが無いと先読みした買いが、最近の原油価格や株価を押し上げているのではないかとみています。
■更に、金価格は、7月8月共に1オンス1375ドルを高値に、現在20ドル程下げていますが、チャートの形は三角持ち合いに入りつつあります。
この持ち合い離れの後は、大きな反発局面になる可能性があるので、注意してみておきたいところです。
■本日は、やはり基本スタンスは売りで考えています。
戻り売りとブレイクを想定した逆指値の売りを考えています。
戻り売りポイント
・本日高値…101.28円
・昨日高値…101.45円
ブレイクを想定した逆指値ポイント
・8月2日安値…100.67円