「戻り高値を更新、官製相場の色彩が濃い」 

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最新投稿日時:2016/08/14 09:07 - 「「戻り高値を更新、官製相場の色彩が濃い」 」(黒岩泰)

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「戻り高値を更新、官製相場の色彩が濃い」 

著者:黒岩泰
投稿:2016/08/14 09:07

「流れに逆らうのはナンセンス」

 金曜日の日経平均は184.80円高の16919.92円で取引を終了した。朝方は米株高、原油高などを受けて買い先行となったものの、SQ(16926.60円)算出後はやや伸び悩む形。それでも後場に入って再び強含む動きとなり、高値圏で終了した。

 日経平均のローソク足では下影陽線が出現。買い意欲の強さを示唆しており、チャート上での買い安心感は強い。

 ただ、東証一部の売買代金は2兆円をやや超えた程度であり、全員参加型の上昇相場とは言いがたい。あくまでも連休の谷間であり、全般的に様子見ムードが強い。日銀ETF買いを頼りにした「官製相場」であり、ただただ水準だけが切り上がっている。チャートに強い先高観があることから、この流れに逆らうのはナンセンス。積極的に買いで勝負するしかないだろう。

 金曜日はマザーズ指数が高値引けとなった。チャートはダブルトップを形成するような感じとなっており、一気に底入れムードが高まっている。指数寄与度の高いSOSEI(4565)が決算を好感されて、約5%の上昇。マザーズ指数の牽引役となった。

 東京株式市場は相変わらず「決算プレイ」が続いている。市場コンセンサスを上回ったものは買われ、下回ったものは叩き売られる。そのほか、低位材料株で値動きが良いものには資金が集中。そこそこメリハリがあって、決してやりにくい相場ではない。このままの相場が続けば、やがては循環物色の流れとなりそうだ。いったん調整局面に入った銘柄も、時間が経過すれば、必ずお迎えが来ることになる。なので、チャートが強気形状であるものは、決して売ってはいけない。待っていれば、「まあまあ戦える相場」というわけだ。売り方は完全撤退。何か悪材料が出て、チャートが崩れるまでは「待ち」の状態だ。
黒岩泰
株式アナリスト
配信元: 達人の予想

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