■目先は押し目を探り、中期は戻り売り基調継続
■昨日は、本国の大幅な株高や与党大勝による大規模な経済対策期待からリスク回避が後退し、102円台後半まで上昇しました。
本日は、欧米株高や昨日に続く本国の大規模な経済対策を背景に上昇機運が高まりそうです。
しかし、基調としては売りトレンドの渦中にいるので、103円ミドルレベルでは戻り待ちの売りも出ると思うので注意したいところです。
■英離脱問題で下落した日米株価は値を戻したものの、ドル円はまだ半値戻り程度です。
その戻りの鈍さを見る限り、投資家のリスク回避姿勢は未だ顕在しているとみています。
その証拠に本国の長期国債高、利回りは低下しているところをみれば円買いの基本姿勢は変わっていないとみています。
今の相場材料が株高になっていますが、目線が14日の英政策金利に移るのも時間の問題と考えているので、104円近辺での買いエントリーには気を付けたいです。
■また、テクニカル的も英離脱後の高値(103.38円)や61.8%戻り(103.80円)が戻りのピークとみて仕掛けやすいことから、中期は戻りを狙ったトレード、目先は押し目拾いのスタンスでみています。