英国民投票後に乱高下も
ドル円は、下値支持線の105円を前に、様子見ムードとなっているが、あくまでも嵐の前の静けさだ。
人工知能(AI)によるアルゴリズム売買が一旦、始まると、変動幅・変動のスピード共に非常に速い展開が予想される。
FOMC後のイエレン議長会見でのワードに反応したり、日銀金融政策決定会合でのサプライズがあれば、今週中にも動きが始まる可能性はあるが、本戦は「英国民投票」。
投票結果で「離脱賛成」が上回れば、心理的節目100円、「残留賛成」なら110円が、それぞれ意識される流れが想定される。
ボラティリティが上がった場合、当局の介入思惑も交えて、派手な空中戦も予想される。英投票後、一気に動いてから急反転など荒っぽい動きも予想され、個人投資家としては、その渦の中に巻き込まれるよりも、一旦は距離を置いて、戦局を見極める方が無難かもしれない。