■VIX指数(恐怖指数)は、一晩で16.33%急上昇
■中期下降トレンドが継続している中にもかかわらず、下がれば
買いを示唆する材料が多い中、やはり売りトレンド継続中の中での単に
安いところを拾うような売買となってしまうと、短期で大きな下げに
巻き込まれてしまいます。
安値更新は、前回の安値を下回ることが当たり前で、突っ込んだ
ところ更に売られるのが、今年の相場です。
この状況下、投資家の不安心理を示す週末のVIX指数(恐怖指数)は、
一晩で16.33%急上昇しています。
年初の暴落相場をイメージさせる様なこのVIX指数の変動には注意が
必要と感じています。
■今週は、FOMCや日銀決定会合をはじめ、米消費関連指標も予定
されているため、材料的には事欠かないといったところです。
FRBや日銀は現状維持の金融政策と予想していますが、その後の声明には
注意が必要とみています。
また、翌週の英国民投票を踏まえ、不透明感が増すことからも、
リスク回避がいつも以上に色濃く出る可能性が高いと見ています。
特に、先週ドイツの長期金利が過去最低を記録したことや米追加利上
げ後退から、円が消去法的に買われやすい展開となることを予想しています。
■そして、原油価格ここまで戻り局面とはいえ、1バレル50ドルを
達成し、週末は再び50ドルわれとなったことで、修正局面に入り
やすい展開と予想しています。
この修正局面では株式市場も比較的売られやすいことを予想している
ので、その点でもリスク回避が強まるとみています。
週間足上では先々週の大陰線、そして先週はトンカチで売り優勢の
展開と予想しています。下値のターゲットになりやすいのが
先月2日の安値(105.50円)です。
このレベルを下回るようであれば、104円台も視野に入れておきたい
ところです。
■本日は、やや行き過ぎ感から買い戻しも入りやすい展開ですが、
依然として、中期は下降トレンドが継続しているため、
戻り場面では売り継続と想定しています。
以下、平均からみる目標値です。
上値目標・・・第一 → 106.94 第二 → 107.35
下値目標・・・第一 → 106.22 第二 → 105.45