■政局リスクも考慮する必要も?
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■アジアタイムでは、先週末のイエレン議長のスピーチを好感した
流れを引き継ぎ、また消費増税延期見通しで、株価が下げた場面
でも買われたことを受け円が売られやすい地合いとなっています。
■今夜は、英国や米国の金融市場が休場とあって、積極的に動く
可能性は基本的には低いとみています。
■テクニカル的には、第一の抵抗とされていた移動平均75日線を
突破したことで、111円の大台乗せに成功し、4月28日以来の
高値水準になっています。
今後は、4月25日高値111.88円にトライする可能性もありますが、
それより上の水準は、時間がかかると想定しています。
■日本の消費増税延期問題で、衆参同時選挙の話題は、政局リスクに
発展する可能性も出てくるのではないかとみています。
というのも、議席数の問題で、現行の議席数をキープできず、
与党は衆院で20議席減らす可能性も否めないようです。
その場合、自公で3分の2を割り込む可能性があるため、決して
楽観視はできず、リスク回避の円買いも視野に入れる必要が
ありそうです。
つまり、政局リスクが株安を招き、円買いに走る構図になる事は、
今のテクニカルからは想像できないと思いますが、2月の相場の
時も、移動平均75日線をクリアし、その翌日から急落しているので
注意は必要です。
■今夜のポイント(ドル円)
・111.50円 指値 売り
・110.80円 指値 買い