中国関連をあえて下がった時に狙う!
5月16日には、実に62社の本決算発表が行われる。来週以降、アナリスト諸氏は、ノイローゼとの闘いが始まる。
今回の決算では、小売りと中国関連が注目されている。中国の動向が、いま、最も世界の市場に与えるインパクトは大きい。そして、中国の景気動向を知るうえで、日本企業の中国での業績動向は、有力な資料になるからだ。
中国の景況については、信頼できる数値が少なく、次の動きを予知できるものとしては、ファスリやファミマなどの中国での売上は信頼がおける一つの有力なサンプルだと言って良いだろう。
もちろん、鈴木会長が退任したセブンアンドアイや、値上げを悔いていると言われるユニクロ、中国の爆買い動向を反映する家電量販店など、個別の話題にも事欠かない。
また、中国関連として市場で常にその動向に左右されている銘柄群にも注目すべきだ。私は、一時的には、中国の景況感は改善している、と思う(正確には、そう思われていると思う)。したがって、時として成長率が予想より悪かった、という理由で、関連銘柄が下落したような際には、チャンスだと思う。
中国関連銘柄として上下しているのは、先月、日経新聞で並べられた8銘柄が、その代表だろう。これらのタイミングを見て、勝負に出るのも面白い。
ツガミ(6101)中国子会社が香港上場を企画中
村田製作所(6981)セラミックコンデンサー
ファナック(6954)NC装置、ロボット
旭化成(3407)総合化学・くい打ちで問題勃発
不二越(6474)産業用ロボット
三井化学(4183)石油化学大手
日立建機(6305)油圧ショベル大手
JFE(5411)粗鋼生産世界9位