■原油上昇がドル高をけん引、バンド拡大で110円台も
■昨日は、新規失業保険申請件数が予想を上回る数値となり、ドル売りが先行しました。しかし原油価格が堅調なこともあって108円台後半をキープしています。
■本日は、今週は2回トライして失敗しているフィボナッチでの61.8%(109.45円)を再度、挑戦するとみています。
この重要な上値抵抗とされる61.8%戻りをクリアすることが出来れば、110円台突入するとみています。
市場の思惑としては、今のNY原油価格が1バレル50ドルへ向けて堅調に動いていると認識している印象が強く、これに伴って株式市場も一時なパニック売り的なものも消えつつあることが大きいとみています。
■リスク回避からリスク選好に市場は移りつつあり、更に米国の追加利上げを模索する時期に入っていると思います。
来月の追加利上げはほぼないとみていますが、その後に関してはまだ可能性は残っているとみています。
■その可能性を見る上で、今夜の小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数は、国内のインフレ事情を見るうえでも重要な指標であるとみています。
更に、追加利上げとしてのデータになるかにも注目したいと思っています。
■テクニカル的には、4時間足ベースでボリンジャーバンドをみればバンド幅が縮小し、スクイーズになりかかっています。
しかし、センターバンドは上向きになっていることで、次のエクスパンション(バンド拡大)の場面では、110円を抜いてくるとみています。
■本日の上値抵抗のポイント
・フィボナッチ61.8%戻り(109.45円)
・110円の節目