【買い】日経TOCOM金ダブルブルETN<2036＞岡安商事・玉川博一

雇用統計の減速を受けて、年内利上げが後退、金買いへ

週末６日のニューヨーク金相場６月ものは、+21.7ドル高の1294ドルと急反発でした。
４月の米雇用統計が予想を下回る内容だったことで、米追加利上げが遅れるとの観測が強まりました。
週末6日21：30に米労働省から発表された米雇用統計によると、４月の非農業部門就業者数は１６万人増と、７カ月ぶりの低い伸びにとどまり、予想20万4千人増を下回りました。失業率は5.0％と横ばいでした。平均時給は前月比+0.31％増の25.53ドルと伸びましたが、季節要因でかさ上げされています。
これを受けて６月の米利上げ観測が後退し、NY金は買いが優勢となりました。

金先限持ち合いから上放れへ。

TOCOM上場の東京金先限はここ２週間ほどは4430-4450円の持ち合いとなっていましたが、年内の米利上げが、１回あるかどうかという感じにコンセンサスが変化してきていますので、上放れ上昇基調となりそうです。金が上がれば金ダブルブルは倍のスピードで上がりますので投資妙味あるでしょう。