自律反発も戻りは売られやすい

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最新投稿日時:2016/04/08 09:34 - 「自律反発も戻りは売られやすい」(菊川弘之 )

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自律反発も戻りは売られやすい

著者:菊川弘之
投稿:2016/04/08 09:34

110‐111円水準が上値抵抗帯に変化

 5日(火)当コラム欄で「レンジ割れなら下げ加速」としたが、ドル円は110円割れから一気に下げ加速。昨晩の海外市場で、107円台までの大幅続落となった。アベノミクス相場が始まった2012年秋口の安値~2015年高値までの上昇に対する38.2%押しをほぼ達成し、52週移動平均線との乖離率も9%強と、短期的な売られ過ぎ感も感じられる状況で、一旦は、週末要因もあって自律反発があってもおかしくない時間帯だ。
 ただし、これまでの支持線であった110‐111円が上値抵抗に変化しており、来週のワシントンでのG20財務相会合に向けて、V字型の切り返しではなく、戻りを再度、売られて2番底(もしくは1番底)を探る流れとなる可能性の方が高いのではないか?口先介入はできても、実弾介入ができない事は、既にマーケットに見透かされている。
 来週は米決算発表も本格化する中、高値圏にあるNYダウが崩れを見せると、再度、リスク回避が意識される事もあろう。17日に予定されている主要産油国会合でも、効果的な減産対応はできないとの見方も強い。
菊川弘之
日産証券調査部 主席アナリスト
配信元: 達人の予想

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